ロシア元スパイ襲撃、被害の娘語る 「回復に極度の痛み」

神経剤による襲撃後、初めてのインタビューに応じたユリア・スクリパリ氏

神経剤による襲撃後、初めてのインタビューに応じたユリア・スクリパリ氏

(CNN) 英南西部ソールズベリーで起きたロシア人元スパイの襲撃事件で、父とともに被害に遭った娘のユリア・スクリパリ氏が23日、インタビューに答えた。襲撃に使用された神経剤の影響からは回復しているものの、リハビリの過程は「時間がかかり、極度の痛みが伴う」と明かした。

33歳のユリア氏は今年3月4日、父親のセルゲイ氏(66)とともにベンチで意識を失っているところを発見され、同地の病院に収容された。英政府は、2人がロシア製の神経剤「ノビチョク」によって襲撃されたと主張したが、ロシアは関与を否定している。

20日間にわたり昏睡(こんすい)状態だったユリア氏だったが4月には退院し、安全な場所に移っている。セルゲイ氏についても病院側が先週、退院したことを明らかにしていた。

襲撃後初めてマスコミの前に現れたユリア氏は非公開の場所で取材に応じ、「2人とも生き残れたのは大変幸運だった」と語った。病院での治療に関して「詳細は明かしたくない」としつつ「臨床治療は苦痛で、気が滅入った。2人とも回復に時間がかかっており、とてつもない痛みが伴う」と続けた。

回復には進展が見られるが、事件はユリア氏の人生を一変させた。具体的な説明は控えたものの、身体的、感情的な変化を経験したという。現在は父親が全快する手助けをしたいと考えている。また将来的にはロシアへの帰国を望む気持ちを明らかにした。

ソールズベリーの病院スタッフをはじめ、治療にかかわった人たちへの感謝の言葉も述べた。在英ロシア大使館からの支援の申し出については、「感謝している」としながらも、現時点でそれを受けたいとは思わないと語った。

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