米国製迎撃システム配備は条約違反、日本も「共犯」 ロシア

2017.12.29 Fri posted at 11:49 JST

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(CNN) 米国がミサイル迎撃システムを日本に供給する合意を交わしたことについて、ロシア外務省のザハロワ報道官は、米ロ間の軍縮条約に違反すると述べ、「グローバルなミサイル迎撃システム」を目指す米国の計画の一環だとする見方を示した。

NHKによると、日本政府は増大する北朝鮮の脅威に対抗するため、米国製のミサイル迎撃システム「イージス・アショア」2基を調達することを先週の閣議で了承した。

これに対してロシアは複数の米国製迎撃システムに懸念を示し、これらのシステムにもミサイル発射能力があると主張。これはロシアとの間で30年前に調印した中距離核戦力(INF)全廃条約違反に当たるとの認識を示した。

ザハロワ報道官は、「こうしたシステムは全てが、あらゆる種類のミサイルに使用できる万能型ミサイル発射装置であることを念頭に置く必要がある。つまり、INF条約が再び破られたということであり、我々は日本を本件における共犯者と見なす」と語った。

今回の合意は日ロ関係の悪化を招くとも述べ、「日本政府が取った全行動は、この地域の平和と安全を目指す我々の取り組みに反しており、両国の間に不信感を生じさせる」と批判している。

これに対して米国務省報道官は、「米国はINF条約を完全順守している。ロシアによる条約違反の主張には、ロシア自らのあからさまな違反から注目をそらす狙いがある」と反論。「安全保障上の脅威増大を前に我々が適切な防衛措置を講じることを、第三者には阻止させない」と言い添えた。

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