制憲議会が発足、政権批判の検事総長を罷免 ベネズエラ

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オルテガ氏(左)や部下らの立ち入りが禁じられた

オルテガ氏(左)や部下らの立ち入りが禁じられた

カラカス(CNN) 南米ベネズエラで先月末に実施された選挙結果を受けて制憲議会が発足し、5日に審議を開始した。マドゥロ政権を批判してきたオルテガ検事総長の罷免(ひめん)が満場一致で決まった。

オルテガ氏は今後公職に就くことや出国を禁止され、資産を凍結された。

初日の審議は国営テレビで生放送された。議長がオルテガ氏の罷免を宣言すると、500人以上の議員が一斉に拍手した。

同氏は先月30日の制憲議会選挙をめぐる不正について捜査を開始すると表明していた。

罷免直前には政府軍の兵士ら数十人が検察庁周辺に出動し、オルテガ氏や部下らの立ち入りを阻止した。同氏は現場で記者団に「これは独裁主義であり、弾圧だ」と述べた。

これに先立ち、米州機構(OAS)の人権委員会は5日、ベネズエラ政府に対してオルテガ氏の身の安全を保証し、職務を続行させるよう求めていた。

同氏は罷免にともない、政府当局者に認められる免責特権を失った。最高裁によると、在任中の「重大な罪」で訴追される見通しだ。

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