米海軍、接近のイラン船に警告射撃 ペルシャ湾

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米海軍艦艇がペルシャ湾でイラン船に対して警告射撃を行った

米海軍艦艇がペルシャ湾でイラン船に対して警告射撃を行った

ワシントン(CNN) 米海軍の艦艇は25日、ペルシャ湾北部で接近してきたイラン船に警告射撃した。米国防当局者2人が明らかにした。

詳細を知る当局者によると、イラン革命防衛隊が運航していたとみられる船が、米沿岸哨戒艇「サンダーボルト」から150ヤード(約137メートル)以内まで接近した。

サンダーボルトは国際的な取り決めに基づき、無線や照明弾、警笛で危険を知らせようとしたが、応答がなかった。そこで衝突を避けるため、水中に向かって警告射撃を実施したという。

イラン船は挑発的な動きを中止したが、その後数時間同じ海域にとどまっていた。周囲の公海では、ほかの米軍艦も哨戒活動に当たっていたという。

一方、イラン革命防衛隊は国営イラン通信(IRNA)を通し、「ペルシャ湾で米軍艦による挑発行為を阻止した」との声明を発表。米軍の艦艇はイランの哨戒艇を警告射撃で扇動し、脅そうとしたとも主張した。

ペルシャ湾やホルムズ海峡では今年4月と6月にもイラン船による危険行為が報告されたが、米軍側は警告射撃を実施しなかった。1月にはホルムズ海峡に入ろうとした米駆逐艦が、5隻のイラン船に接近されて警告射撃を行っていた。

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