米、北のミサイルをICBMと確認 世界に行動呼び掛け

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北朝鮮が4日発射したミサイルについて、米国がICBMだったと認めた

北朝鮮が4日発射したミサイルについて、米国がICBMだったと認めた

(CNN) 米国のティラーソン国務長官は4日、北朝鮮が同日発射実験を行ったミサイルが大陸間弾道ミサイル(ICBM)だったことを確認したうえでこれを強く非難する声明を発表した。

その中でティラーソン氏は「世界規模の脅威を食い止めるには世界規模の行動が必要になる」と指摘。「いかなる国であれ北朝鮮からの出稼ぎ労働者を受け入れたり、同国に経済的、軍事的な利益をもたらしたり、国連安保理決議の完全な履行を怠ったりすれば、それは危険な体制を支援し、幇助(ほうじょ)していることになる」と強調した。

米軍は当初、北朝鮮が発射したのは一段式の中距離弾道ミサイルとの見方を示していた。しかしその後の分析で、2段式のICBMだった可能性が高いとの見解に修正したという。

分析の進行状況を知る米当局者によれば、2段目の点火にも成功し、それによって飛行時間が30秒延びた。ミサイルは880キロ以上飛行して日本海に落下したとみられる。

北朝鮮はその日のうちに、ICBMの発射実験が成功したと宣言していた。

米国では独立記念日の4日に襲った予想外の事態を受けて、トランプ政権の国家安全保障、国防、外交当局者らが会合を繰り返し、対応策を協議しているという。

ある当局者がCNNに語ったところによると、具体的な対応策はまだ決まっていないが、北朝鮮周辺に米軍の部隊や航空機、艦船などを増派する案や、北朝鮮への制裁を強化する案が検討される見通しだ。

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