米国は「説教する立場にない」、キューバ政府が反論

2017.06.18 Sun posted at 10:29 JST

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(CNN) トランプ米大統領がオバマ前政権の対キューバ融和政策を見直して強硬路線に転じると表明したことに対して、キューバ政府は強い反発を示し、「米国は我々に説教する立場にない」とする長文の声明を出した。

キューバは声明で、今月16日にトランプ氏が対キューバ強硬路線を打ち出した演説を「敵対的な表現に満ちている」と非難。両国が過去2年間に果たした進展を打ち消す政策だと述べた。

トランプ氏が演説でキューバのカストロ政権による人権侵害を批判したのに対し、声明は米国の人権状況に「深い懸念」を表明。「アフリカ系米国人らに対する殺人や残虐行為、警官の職権乱用が多発し、銃器による殺害で生きる権利が侵害されている」と指摘した。

さらに具体的な懸念材料として、人種差別や男女間の賃金格差、イスラム圏などからの移民や難民の疎外を挙げた。

メキシコ国境に壁を建設する計画、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」からの離脱、キューバに設置した米海軍グアンタナモ基地でのテロ容疑者拘束、無人機攻撃やイラクなどでの戦闘行為に加え、共和党の医療保険制度改革代替案で無保険者が2300万人に増えるとの試算にも言及している。

また、トランプ氏が政治的な動機により、カストロ政権との和解に反対するフロリダ州のキューバ系移民におもねった決定を下すのは「無分別だ」と、強く批判した。

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