アルジャジーラ、サウジとUAEで放送遮断

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カタールのテレビ局アルジャジーラが「組織的かつ継続的」なハッカー攻撃の標的に

カタールのテレビ局アルジャジーラが「組織的かつ継続的」なハッカー攻撃の標的に

ドバイ(CNNMoney) サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)で24日、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラの放送が遮断された。

両国ではアルジャジーラの公式サイトにもアクセスできない状態となった。アルジャジーラは遮断されたことを認めているが、詳細については明らかにしていない。

サウジ国営テレビ局アルアラビーヤによれば、アルジャジーラはカタールのタミム首長がイランのことを「イスラムの強国」だと評し、米トランプ政権の対イラン政策を批判したと伝えた後に遮断されたという。

サウジとイランはライバル関係にあり、シリアとイエメンの内戦は両国に支援された勢力による代理戦争という側面も持つ。サウジは昨年、イランとの外交関係を断絶した。

また、国営カタール通信も「イランに敵意を抱くのは賢明ではない」とするタミム首長の発言を伝えた。

だがカタール当局は、カタール通信がハッキング被害に遭ったと主張。首長の発言もでっち上げだとしている。

カタール通信のウェブサイトも24日、アクセスができない状態となった。サウジとUAEのマスメディア規制当局からのコメントは得られなかった。

カタールと他の湾岸諸国の関係は2014年、同国の外交政策やムスリム同胞団との関係をめぐり冷却化した。ムスリム同胞団はイスラム法に基づく社会建設を求める政治社会的組織だ。

カタールは13年のエジプトのモルシ大統領(ムスリム同胞団出身)の失脚後、同国の同胞団幹部らの亡命を受け入れている。

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