米国への亡命申請、ベネズエラが最多に 昨年度は1.4万人

ベネズエラを離れ米フロリダ州マイアミに移り住んだゲラさん一家=エメリナさん提供

ベネズエラを離れ米フロリダ州マイアミに移り住んだゲラさん一家=エメリナさん提供

寄付された衣類や日用品などをベネズエラ人に提供しているフロリダ州のボランティア団体は、同国から押し寄せる人の多さに圧倒されているという。

危機的状態が深刻化した2014年の時点で助けを求める電話は数えるほどだったが、今では1週間に30世帯から日用品などの提供を求める問い合わせがある。

ベネズエラから来る人たちは、高学歴でも所持品はわずかな衣類を除いてほとんど持たない状態で渡米する。慈善団体ではそうした人たちに衣類や食器、調理器具、タオルなどを提供する。

「彼らは自分が寄付を求め、助けを求める立場になるとは思っていなかったはず」。同団体を運営するパトリシア・アンドラーデさんはそう話す。

ベネズエラでは食品や医薬品が極端に不足して混乱が深まり、大統領の辞任を求めるデモは3カ月目に入って、50人近い死者が出ている。

カラカスで暮らしていたころのゲラさん一家は、食料品の不足と価格の急騰で牛乳やコメなどの主食も買えない状態だった。

フロリダ州に到着すると、アンドラーデさんの団体に助けを求め、衣類や息子の玩具などの提供を受けた。ベネズエラを離れる決心をさせたのは、息子の存在が大きかったという。

今は夫の親類のもとに身を寄せ、1つ屋根の下に9人が暮らす生活。それでもカラカスの混乱から離れ、息子のためのより良い生活に期待が持てる。近いうちに英語を学んで米国で新しい生活をスタートさせたいと話すゲラさん。「帰国は考えられない」と打ち明けた。

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