シリア北部2カ所に化学兵器の攻撃か 5人死亡の情報

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ロシア当局はサラケブで化学兵器による攻撃があったことを強く否定している。ロシアのペスコフ大統領報道官は、同国とシリアの国営通信が伝えた記者会見で、塩素ガスが使われたという説はメディアの作り話だと主張した。

米政府はまだ公式の見解を示していないが、政府高官によると、米当局は塩素ガスが使われた可能性があるとみている。攻撃は空から行われ、反体制派が航空機を保有していないことから、アサド政権側の関与が疑われている。

2件目の攻撃は2日午後、同市から北東へ約50キロ離れた反体制派の拠点、アレッポで報告された。

国営シリア・アラブ通信(SANA)が市保健当局責任者の話として伝えたところによると、「有毒ガス入りの砲弾」を使った「テロ攻撃」で民間人5人が死亡し、8人が呼吸困難に陥ったという。

現地のCNN特派員によると、アレッポ東部は先週から政権軍に完全に包囲され、過去5年の内戦で最も激しい空爆や砲撃が続いている。

市内には多数の住民が取り残され、食料と物資の不足が深刻化している。

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