英国民投票、「離脱」がわずかにリード 半数近い地区の開票終了
ロンドン(CNN) 英国で23日に実施された欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票で、382ある投票地区のうち155地区の開票作業が終わり、「離脱」が51.3%と「残留」の48.7%を僅差で上回っていることがわかった。
24日午前には全土の集計結果が発表される見通し。
同国のシンクタンク「経済問題研究所」のマーク・リトルウッド所長はCNNに対し、「僅差の勝負になるだろう」と述べた。
最初に開票結果が判明した英領ジブラルタルでは残留が約96%と圧倒的多数を占め、イングランド北部のニューカッスルでも残留派がわずかな差で勝利した。
一方、イングランド北部のサンダーランドは離脱派が61%と、残留派の39%を上回った。これを受けて英ポンドは急落した。
この日のロンドンは各地で豪雨や雷雨に見舞われ、市内やイングランド南東部で鉄砲水が発生した。
公共交通機関も混乱し、ロンドン南西部の投票所2カ所は浸水被害が出たため別の場所に移された。投票開始時間が遅れる投票所も相次いだ。