仏リヨンの工場襲撃、切断遺体を発見 2人負傷

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仏リヨンの工場襲撃、切断遺体を発見 2人負傷

(CNN) 仏南東部リヨン近郊にある工場が26日に襲撃を受け、2人が負傷した。仏当局は現場で実行犯の男を拘束。男の運転していた車からは首のない遺体が発見され、工場内で頭部も見つかった。イスラム教に関係する言葉が記された旗2枚も頭部とともにあったという。

襲撃されたのは、リヨンの南東約30キロ、サンカンタンファラビエにある工場。仏国内の対テロ捜査を行うパリ検察のフランソワ・モラン氏によると、容疑者は配送用のトラックを運転して工場に入った。トラックは従来から工場への配送に使われていたもので、容疑者も配送会社の従業員と認識されたため、入場許可が下りたという。

トラックはこの後、セキュリティーカメラの映像に写らなくなるが、7分後、アセトンやガスなどを収容する倉庫に向かって加速する様子が捉えられている。1分後、住民らの話によると、巨大な爆発が発生し、3キロ先でも爆発音が聞こえたという。

5分後、消防隊が到着し、倉庫内でアセトンの缶を開けようとしている容疑者を発見。身柄を拘束したという。

爆発で工場が被害を受けたほか、容疑者の車も大きく損壊した。消防隊員は、車の中にナイフと首を切断された胴体を発見。モラン氏によると、遺体で見つかったのは、容疑者が勤務する運送会社で責任者を務めていた、54歳の男性だという。

当局者は続いて、死亡した男性の頭部を工場のフェンスで発見。イスラム教に関連する言葉が書かれた旗もあったという。

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