米NYで象牙粉砕イベント、違法取引の撲滅目指す

NYで象牙粉砕イベント

(CNN) 野生の象の激減につながっている象牙の違法取引を阻止しようと、米ニューヨークで計約1トン分以上の象牙を粉砕するイベントが開かれた。

このイベントは米魚類野生生物局が19日にニューヨーク市中心部のタイムズスクエアで開催。当局による摘発で押収された象牙の置き物や彫刻が粉砕機にかけられて粉々になる様子を保護団体の関係者らが見守った。

自然保護団体の代表は、「我々は不法に密輸された象牙を粉砕するだけでなく、血なまぐさい象牙市場を粉砕し、象を殺して利益を上げようとする密輸業者の望みを粉砕する」と宣言した。

野生の象の個体数は密猟の横行や生息地の縮小によって激減しており、特にアフリカでは事態が深刻化。中国を中心とする象牙需要の増大を受け、密猟される象は年間約3万5000頭に上る。

象牙の違法取引規模は2007年から倍増し、米国は違法に持ち込まれた象牙の最大級の取引市場となっている。

象牙の粉砕キャンペーンは2年前に米デンバーで初めて開かれ、フィリピンやケニア、ガボンなどにも広がった。米国は象牙の商業輸入を禁止しており、米国内での象牙取引も厳しく規制。当局は全米で摘発に乗り出し、フィラデルフィアの美術商などがアフリカゾウの象牙を米国に密輸した罪に問われている。

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