カタール、ISIS掃討戦は不十分 シリア軍への攻撃も主張

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カタール政府当局者は特に、爆薬などを入れて殺傷力を高めた「たる爆弾」を民間人に用いるアサド政権を非難し、米国などは阻止に動くべきだと説いた。また、アサド政権による化学兵器使用の発覚後、公言していた軍事行動に踏み切らなかったことで、中東地域での米国の威信は失墜したとも指摘した。

米国とカタールは、シリア情勢への対応での意見対立が表面化している。米国は、カタール政府や個人がアルカイダ系のヌスラ戦線などシリアの一部の過激派へ資金援助しているとして反発。カタールは、米国がテロ組織として指定するイスラム組織ハマスを認め、ムスリム同胞団が首都ドーハに事務所を設置することも容認している。

カタール政府当局者は、同国はテロ組織への資金援助を中断させるあらゆる手立てを講じていると反論。米国がカタールに特定の悪者の摘発を望むなら、証拠を共有させて捜査や逮捕につなげるべきだと主張した。

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