アイスランド火山周辺の空域を閉鎖、氷底噴火が始まる

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バルダルブンガ火山。同火山近くの空域が閉鎖された=Thorsteinn Thorsteinsson/IMO提供

バルダルブンガ火山。同火山近くの空域が閉鎖された=Thorsteinn Thorsteinsson/IMO提供

(CNN) アイスランド気象庁は23日、噴火の兆候を示している同国のバルダルブンガ火山について相当量の火山灰が噴き上げられる可能性があるとして同火山近くの空域を閉鎖した。

同火山周辺での航空警報を「赤」に引き上げ、噴火が差し迫った段階、もしくは噴火活動が進行している段階にあるとの判断を示した。

気象庁は先に、同火山で小規模な氷底噴火が始まったと発表。ただ、地上での火山活動に即座につながるものではないと分析していた。地元のCNN系列局アイスランド2TVによると、氷河の厚さなどの影響を受け噴火が氷底の場所に限定されるのかは不明となっている。

氷底噴火を受け、同国の警察当局は非常時に備える緊急態勢に入っていた。

バルダルブンガ火山はアイスランド北西部にある欧州最大規模級のバトナ氷河に位置する。気象庁によると、同火山周辺での火山活動の高まりは過去7年の間観測されていた。

米スミソニアン協会によると、同火山の最後の噴火は1910年に起きていた。

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