あごひげやイスラム装束でのバス乗車を禁止 中国・新疆

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新疆ウイグル自治区のウイグル族の人びと

新疆ウイグル自治区のウイグル族の人びと

(CNN) 中国共産党系の日刊紙は、新疆ウイグル自治区のカラマイで、イスラム系の装束やあごひげを伸ばした姿で公共バスに乗ることが禁止されると伝えた。

この措置は4日に導入され、20日まで同地で開かれるスポーツ競技会の期間中に適用される。治安対策の一環だという。

禁止対象となるのはベールやあごひげといったイスラム教徒の装いで、イスラム教のシンボルである星と三日月の入った服装なども含まれる。

期間中は公共バスのバス停に治安要員が配置され、違反者は警察に通報されるという。

新疆ウイグル自治区では7月下旬に起きた連続襲撃事件で、民間人37人が死亡、「テロリスト」59人が警察に射殺されたと伝えられていた。

同地ではイスラム系のウイグル族と漢族の間で対立が激化。一連のテロ事件は、ウイグル族の武装勢力が創設したイスラム系分離独立勢力の犯行とみられているという。

今回の禁止規定はウイグル族を直接的に名指しはしていない。しかしウイグル族が規制対象になることは文言から明らかだ。カラマイは人口45万人で、ウイグル族が集中している。

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