冬季五輪開催のソチで洪水、IOC視察と重なる ロシア

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五輪で使われる予定のジャンプ台。五輪会場には洪水による被害は出ていないという

五輪で使われる予定のジャンプ台。五輪会場には洪水による被害は出ていないという

(CNN) 2014年冬季五輪が開かれるロシアのソチが24日、豪雨による洪水に見舞われた。停電などの被害が発生し、住民も一時避難。ちょうど国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会が、大会前の最後の視察のため同地を訪れている最中だった。

ロシア国営RIAノーボスチ通信は、同国非常事態省報道官の話として、非常事態宣言はまだ解除されていないと伝えている。

被災地では推定1800人が後片付けなどの作業に当たっており、まだ一部の住宅や鉄道の駅が水に浸かっているものの、レスキュー隊が水をくみ出して列車が通れるようにしたという。避難していた住民も自宅に戻り始めた。

地元の電力会社は24日、停電を防ぐために5地域への電力供給をストップしたことを明らかにした。ソチの空港を発着する便は悪天候のため欠航となり、道路は渋滞による混乱が続いた。

IOCの調整委員会は、24日から26日までの日程でソチを訪問中。IOCは「調査委員会のソチ訪問に、この例外的な天候の影響は出ていない」「委員会は視察を続け、山間部の会場の視察も無事終えた」との談話を発表した。

25日の時点で五輪会場に被害は出ていないといい、「新しい競技場はすべて厳格な耐震基準や災害対策基準に従って建設されている」と強調している。

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