豪首相にラッド氏が返り咲き ギラード氏は引退表明

新首相に就任したラッド氏(左)と政界引退を表明したギラード氏

新首相に就任したラッド氏(左)と政界引退を表明したギラード氏

(CNN) オーストラリアの与党・労働党のケビン・ラッド党首は27日午前、新首相に就任した。ラッド氏は2007~10年にも首相を務めている。前日の党首選で前首相のギラード氏を破って首相の座に返り咲いた。

ギラード氏は26日夜、党首選での敗北を受けて首相を辞任。公約通り、次期総選挙後の政界引退を表明した。

オーストラリアでは9月に総選挙が予定されており、ギラード氏が続投すれば労働党は大敗するとの世論調査の結果が出ていた。一方、3年前の党首選で一度はギラード氏に敗北して首相の座を明け渡したラッド氏だが、有権者の間ではいまだに人気は高い。

就任宣誓式は首都キャンベラの総督官邸で行われ、ブライス総督がラッド氏を首相に任命した。総督は元首であるエリザベス英女王に代わり、王権を代行する形式上の役割をもつ。

労働党内では数カ月前から内紛が激化。ラッド氏に党首選への出馬を求める声が上がっていたが、ラッド氏は当初、出馬に消極的だった。一方でギラード首相の下では少なくとも8人の閣僚が内閣を去り、経験豊かな人材が不足する事態となっていた。

今週に入り、ギラード氏は「この問題を解決すれば、国家にとっても労働党にとっても最も利益になる」と述べ、自ら党首選の実施を決めた。ラッド氏が出馬を表明したのは投票の数時間前になってからだった。

労働党では3月にも党首選が実施されたが、ラッド氏は出馬せず、信任投票でギラード氏の続投が決まった。だがその後も、党内でのギラード氏の支持率は低下する一方だった。

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