アルジェリア人質事件、行方不明者の安否確認急ぐ 

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(CNN) アルジェリア南東部イナメナスの天然ガス施設で起きた人質事件は、アルジェリア軍の制圧作戦が終結したものの、多数の外国人らが依然行方不明となっていて、各国政府が安否の確認を急いでいる。

アルジェリア内務省は、人質少なくとも23人が死亡したと発表。サイード情報相は、現場周辺での捜索作業は20日中には終わるとの見方を示し、この結果さらに多くの死者が見つかる恐れもあると述べた。

ガス施設を運営する英石油大手BPは20日、従業員4人の行方が分からなくなっていると発表した。ノルウェーの国営石油会社スタトイルでは従業員12人が帰国したものの、5人が行方不明だという。日本のプラント建設大手、日揮の日本人スタッフ10人の安否も依然として不明のままだ。

米当局者によると、解放された人質のうち英国人を含む11人は、イタリア・シチリア島の米海軍基地で心身のケアを受けている。健康状態が許せば近く帰国する見通し。死亡した米国人1人の遺体も同基地に搬送された。

サイード情報相が国営ラジオ局に語ったところによると、犯行グループのメンバーのうちアルジェリア人は3人で、残りはアラブ、アフリカなど6カ国の外国人だった。

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