トランプ氏がCNNに反論 「イラン核開発の中枢破壊に至らず」との報道巡り
(CNN) トランプ米大統領はSNSトゥルース・ソーシャルへの投稿で、イラン核施設に対する攻撃を巡り、米情報機関の初期評価では核開発プログラムの中枢部分を破壊できなかったことが示唆されていると伝えたCNNの報道に反論した。
トランプ氏は今週の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するためオランダに滞在中。今回の攻撃を「歴史上最も成功した軍事作戦の一つ」と評し、「イランの核施設は完全破壊されている!」と付け加えた。
CNNはこれに先立ち24日、事情に詳しい関係者7人が説明した米情報機関の初期評価として、米軍は先週末にイランの核施設3カ所を攻撃したものの、イランの核計画を数カ月遅らせただけの可能性が高いと報じていた。
トランプ氏は現地時間の午前3時半ごろに最初の投稿を行ったが、その後スペルミスを修正して再投稿。CNNと米紙ニューヨーク・タイムズによる「攻撃をおとしめる試み」だと非難した。
ホワイトハウスのレビット報道官もこれより前、CNNに反論し、報道の存在を認めつつも「まったくの誤り」と評していた。