大型ハリケーン「ミルトン」が接近、広い範囲で竜巻など荒天 米南部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
竜巻が発生したとみられる地域で屋外に立つ男性=9日、米フロリダ州フォートマイヤーズ/Ricardo Arduengo/Reuters

竜巻が発生したとみられる地域で屋外に立つ男性=9日、米フロリダ州フォートマイヤーズ/Ricardo Arduengo/Reuters

(CNN) 大型ハリケーン「ミルトン」が近づく米国南部では9日、竜巻が発生するなど上陸前から広範囲で荒れた天気となり、全米で航空便1800便以上が欠航するなど影響が広がった。バイデン大統領は「世紀に一度」の極めて激しいハリケーンになる可能性があるとして、地元当局の指示に従って安全を確保するよう国民に呼びかけた。

ミルトンは進路を南寄りに変えた。国立ハリケーンセンター(NHC)はミルトンが現地時間午後11時ごろにもフロリダ州南西部サラソタ周辺に上陸するとの見通しを示した。5段階で2番目に強い「カテゴリー4」か、3番目の「カテゴリー3」で上陸し、フロリダ半島を横断して大西洋に抜けるとみられている。

国立気象局(NWS)は同日、フロリダ州に竜巻警報を90回出し、少なくとも11の竜巻が発生した。1州に1日に出された竜巻警報の回数としては過去最多という。

竜巻被害が発生した同州フォートマイヤーズをとらえた映像や写真には、損壊した家屋やなぎ倒された樹木がうつっている。

運航情報サイト「フライトアウェア」によると、航空便の欠航は主にミルトンの進路上にある空港の閉鎖に伴うもので、10日も約1800便が欠航する見通し。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「バイデン大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]