経済学者や元政権高官ら400人以上が連名でハリス氏支持
ニューヨーク(CNN) 米大統領選民主党候補のハリス副大統領に、このほど経済学者や元政権高官ら400人以上が連名で支持を表明した。
CNNが閲覧した支持表明の文書によると、左派寄りの経済学者や、歴代民主党政権の元高官らが署名した。
経済政策への支持率で共和党候補のトランプ前大統領に後れを取るハリス氏にとって、追い風となることが予想される。
バイデン政権の国家経済会議委員長を務めたブライアン・ディーズ氏、オバマ政権の経済顧問だったジェイソン・ファーマン、元首席補佐官のウィリアム・デイリー、元商務長官のペニー・プリツカー各氏、クリントン政権で労働長官を務めたロバート・ライシュ氏、連邦準備制度理事会(FRB)の元副議長アラン・ブラインダー氏らの名前がある。
ミシガン大学のジャスティン・ウォルファーズ氏や、昨年のノーベル経済学賞を受賞したクラウディア・ゴールディン氏ら、著名な経済学者も新たにハリス氏支持を表明した。
文書には、「この選挙は少数のみに利益をもたらす破綻(はたん)済みのトリクルダウン経済政策か、すべての人に機会を与える経済政策かの選択だ」「トランプ氏の不平等と経済的不公平、不確実性か、ハリス氏の繁栄と機会、安定か。過去か未来かの選択だ」と書かれている。
また、ハリス氏が副大統領として減税や賃金引き上げへの取り組みを率いてきた実績も指摘。一方で、トランプ氏が提案する政策はインフレを再燃させ、米国の国際的地位や国内経済の安定を脅かす恐れがあると主張している。