カメラがとらえた人種差別の暴言 近隣住民が被害、男に禁錮8年 米

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エドワード・マシューズ被告が近隣住民に対して人種差別の暴言を吐く様子がカメラにとらえられていた/Obtained by CNN

エドワード・マシューズ被告が近隣住民に対して人種差別の暴言を吐く様子がカメラにとらえられていた/Obtained by CNN

(CNN) 米ニュージャージー州で近隣住民に対し人種差別の暴言を吐いたとして罪に問われた男が、禁錮8年の実刑判決を言い渡された。同州バーリントン郡検察が発表した。男が複数の近隣住民に対して暴言を吐く様子はカメラがとらえていた。

発表によると、エドワード・マシューズ被告(47)に対する判決は8日に言い渡された。警察が2021年に捜査を開始した結果、同被告が近隣住民の車に脅迫状を残すなどの嫌がらせを繰り返していたことが分かった。

マシューズ被告については、住民4人と口論になって人種差別用語を使用していたことが分かり、警察が捜査に乗り出した。

近隣住民の呼び鈴のカメラがとらえた映像には、マシューズ被告が笑ってカメラを見つめながら卑わいな動作で腰を突き出し、「ファ***モンキー」と言い放つ姿が映っていた。

この家に住む黒人女性は、それまで何カ月にもわたってマシューズ被告に人種差別の暴言を浴びせられていたと警察に訴えた。

マシューズ被告の行為は、この住民を脅して近隣から追い出すことが目的だったとされる。

マシューズ被告は偏見脅迫の罪と、自宅から幻覚キノコが見つかったことによる薬物犯罪の罪に問われ、10月に罪状を認めた。

地元紙の報道によると、判決言い渡しでは情状酌量を求め、自身の「無神経で無礼な言葉」について被害者に謝罪した。

判決では、マシューズ被告は少なくとも4年の服役後、仮釈放の対象となり得るとした。

検察は「我々は偏見犯罪との闘いに力を入れている。そうした行為は我々の社会では容認されない」「被害者が経験したようなことを耐え忍ぶ人がいてはならない」と強調している。

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