ペンス前副大統領、共和党候補指名争いからの撤退を表明

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ペンス氏、指名争いから撤退 「私の番ではなかった」

(CNN) 2024年の米大統領選に向けた共和党候補指名を目指していたペンス前副大統領が28日、指名争いからの撤退を表明した。

ペンス氏はネバダ州ラスベガスで開かれた共和党ユダヤ人連合の年次総会で、「祈りと熟考」を重ねた末に撤退を決めたと報告した。

ペンス氏は支持率が低迷し、資金難にも直面していた。CNNが関係者から得た情報によると、陣営内部では来月予定される共和党第3回候補者討論会への参加に必要な支持率、献金の基準を満たせるかどうかが強く懸念されていた。

陣営に近い共和党顧問によれば、この懸念が本人の決断につながった。過去1週間に実施された資金集めでも、献金者不足は解消しなかったという。

ペンス氏は撤退を表明する一方で「米国のあらゆる公職に、信念のある共和党指導者を選出するための戦いをやめることはない」と強調した。

複数の関係者によると、撤退の決断を事前に知っていたのは側近のみで、ステージ上の発表に意表を突かれたスタッフも多かった。

共和党指名争いでは、トランプ前大統領が引き続きトップを走っている。

ペンス氏は21年1月の米連邦議会議事堂襲撃事件をめぐってトランプ氏とたもとを分かち、6月初めに出馬を表明して対決姿勢を鮮明にした。レーガン元大統領以来の保守主義を掲げ、同時にキリスト教右派の福音派キリスト教徒として信者らに支持を訴えたが、資金調達での苦戦が報じられていた。

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