米極右団体のリーダーに禁錮17年 議会襲撃事件で

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2021年1月6日、米連邦議会議事堂に向かって歩くジョー・ビッグス被告/Carolyn Kaster/AP

2021年1月6日、米連邦議会議事堂に向かって歩くジョー・ビッグス被告/Carolyn Kaster/AP

(CNN) 2021年1月に起きた米連邦議会襲撃事件に関連して、ワシントン連邦地裁の陪審団は8月31日、極右団体「プラウドボーイズ」のリーダー、ジョー・ビッグス被告に禁錮17年を言い渡した。同団体のメンバーに対する禁錮刑としては最長。

20年の大統領選後、当時のトランプ政権からバイデン政権への平和的な移行を力づくで阻止しようとしたとして、ビッグス被告は扇動共謀罪などいくつかの罪で有罪となった。

検察側は当初、ビッグス被告に対し33年の禁錮刑を求めていた。検察はビッグス被告と共犯の同団体メンバーらは、何年にもわたって「意図的に政治的暴力の前衛に身を置き」、21年1月6日には「米国の歴史の流れを変えようとした」と主張した。

検察の求めを大きく下回る判決となった理由について、ティモシー・ケリー裁判官は、議会襲撃関連で他の被告に下された判決を意識し、大きな、あるいは不当な格差を生まないようにしなければならなかったと説明した。

議会襲撃事件をめぐっては、極右民兵集団「オースキーパー」のトップ、スチュワート・ローズ被告に禁錮18年が言い渡されている。ビッグス被告の禁錮17年はそれに次いで長い。

ビッグス被告は裁判官に「私はテロリストではない」などと涙ながらに訴え、自身の行為については暴徒に「誘惑」されて「前進しただけだ」と主張した。

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