ロシア新興財閥の没収資産をウクライナへ初の移譲、米司法省

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米司法省で会談するガーランド司法長官(左)とウクライナのコスチン検事総長/J. Scott Applewhite/AP

米司法省で会談するガーランド司法長官(左)とウクライナのコスチン検事総長/J. Scott Applewhite/AP

(CNN) 米国のガーランド司法長官は3日、ロシアのプーチン政権に近いとされる新興財閥(オリガルヒ)から没収した資産を初めてウクライナへ移譲し、同国の支援用途に充てると発表した。

米司法省でウクライナのコスチン検事総長と共に臨んだ記者会見で述べた。

資産を剥奪(はくだつ)されたオリガルヒはコンスタンチン・マロフェーエフ氏で、同長官は昨年4月、米国の対ロシア制裁に違反した容疑での訴追を発表。同月には被告自身も制裁対象となり、米財務省は当時、被告は直接的あるいは間接的にロシア政府のための行動などに関与していたと説明していた。

同年6月にはマロフェーエフ被告が保持する米国内の銀行口座にあった数百万ドル規模を押収していた。

ガーランド長官によると、没収した資産はまず、米国務省へ引き渡され、 ウクライナ国民を支援する方途に使われるとした。「ロシアの戦争犯罪人に米国内での隠れ家はない」とも強調した。

コスチン検事総長によると、米国務省へ提供された没収資産は540万米ドル(約7億740万円)相当で、ウクライナの復興支援に回される。米国の断固たる努力と支持への謝意を示し、「ウクライナ国民は決して忘れないだろう」と述べた。

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