米空母打撃群、南シナ海での作戦行動開始 中国との緊張くすぶる中

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南シナ海を航行する米空母ニミッツの艦載機/Petty Officer 3rd Class Hannah Kantner/US Navy

南シナ海を航行する米空母ニミッツの艦載機/Petty Officer 3rd Class Hannah Kantner/US Navy

(CNN) 米海軍は、ニミッツ空母打撃群が南シナ海での作戦行動を12日に開始したと発表した。関係が緊迫化する中国は、南シナ海の大半について領有権を主張している。

ニミッツ空母打撃群は空母1隻、ミサイル巡洋艦1隻、ミサイル駆逐艦3隻で構成。現行の配備の一環としては初めて南シナ海に入った。

国防当局者がCNNに明らかにしたところによると、既に中国の艦船2隻がニミッツ空母打撃群を追尾しているという。

米軍は当該地域における存在を強化し、中国の抑止を試みている。中国は自国の軍隊並びに核能力の急速な近代化、拡大を進めている。

今週、日米は沖縄での米海兵隊の態勢強化を発表。諜報(ちょうほう)や対艦ミサイルの能力を高めるとした。このほかにも一連の構想を打ち出し、双方の軍事的な連携を緊密化しながら中国の台頭に向き合う姿勢を示した。

3週間前には、中国海軍のJ11戦闘機が米偵察機RC135に南シナ海上空で異常接近する事態も起きた。米軍はこれを「安全性に欠ける機動」と指摘。衝突を避けるために回避機動を強いられたとした。当時中国軍機は、約6メートル以内にまで近づいてきたという。

一方、中国人民解放軍は異なる解釈を提示し、米軍機の側が「突然飛行姿勢を変え」、「危険な接近」を行ったと主張した。ただ中国側の公開した動画にその種の動きは映っていない。

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