米軍、ウクライナ軍の訓練を来月から拡大 人数や内容で

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ウクライナ軍訓練の拡大方針を発表する米国防総省のライダー報道官/Pool

ウクライナ軍訓練の拡大方針を発表する米国防総省のライダー報道官/Pool

(CNN) 米国防総省は22日までに、米軍が欧州でウクライナ軍に提供している訓練を来年1月から人数や内容の面で拡大するとの方針を発表した。

ウクライナ軍の参加人員を月間あたり約500人に広げ、米欧州軍の指揮下にある陸軍と米アフリカ軍がドイツ内での訓練を主導するとした。

今回の方針はCNNが訓練内容の進化などを含めて最初に報道。人数は月間で最大2500人まで飛躍的に増やす案も盛り込まれていると伝えていた。米軍が訓練したウクライナ兵はこれまで総数が数千人規模で、少人数のグループずつを対象にし中身も特定の武器操作の習熟などに限られていた。

同省のライダー報道官は記者会見で、人数増大に伴う訓練では共同戦術の遂行や歩兵展開と砲撃戦などを融合させた統合軍訓練が含まれるとした。米軍によるウクライナ軍の能力向上を狙った訓練は2014年に始まっており、内容の変化は論理的な帰結とも形容した。

「ウクライナ側の要望や欧州内の情勢の変化などに基づき柔軟かつ適用し得る方途を取るのが我々の姿勢」とした。

14年にはロシアによるウクライナ・クリミア半島の一方的な併合などが起きていたが、同報道官によると「ロシアの侵攻が開始された際、米軍の教官役はウクライナから撤退していた」という。

来年1月からの訓練については「実弾演習から分隊、小隊、中隊の各段階での訓練へつなげ大隊規模の戦術訓練で締めくくる」とも述べた。

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