米、フィンランドへの兵器売却を承認 450億円規模
(CNN) バイデン米政権が北欧フィンランドに対して3億2300万ドル(約450億円)規模の兵器売却を承認したことがわかった。フィンランドはロシアと国境を接しているほか、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を申請している。
米国務省によれば、バイデン政権は28日、戦術ミサイルなどの売却の可能性を承認したと議会に通知した。
国務省は今回の兵器売却について、欧州の政治的安定と経済的な発展にとって重要な勢力である信頼できるパートナーの安全保障を向上させることが米国の外交政策と安全保障の下支えにつながると説明。フィンランドによる強力で素早い自衛能力の開発と維持を支援することは、米国の国益にとって重要だと述べた。
国務省は、今回の兵器売却が、フィンランドの空対空および空対地の兵器能力を向上させ、北欧諸国と米国の関係に良い影響を与えると述べた。フィンランドはこうした防衛物資とサービスを戦闘機部隊に使用する考えで、そうした装備の部隊への導入も難しくないだろうとした。