バイデン氏、感謝祭前に七面鳥を「恩赦」 選挙に絡めたジョークも

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恩赦を与えた七面鳥にマイクを向けるバイデン大統領=21日
/Win McNamee/Getty Images

恩赦を与えた七面鳥にマイクを向けるバイデン大統領=21日 /Win McNamee/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領は21日、感謝祭前の恒例となっている七面鳥の「恩赦」を実施した。今年恩赦されたのは「チョコレート」と「チップ」の2羽だった。

バイデン氏はホワイトハウス南庭の聴衆を前に、選挙に絡めたジョークを披露。「投票が行われ、票の集計と検証が実施された。票の水増し(ballot stuffing)も、不正行為(fowl play)もなかった。(共和党の圧勝を意味する)赤い波が起きるとすれば、(飼い犬の)ジャーマンシェパードの『コマンダー』がクランベリーソースをひっくり返した場合のみだろう」と述べた。

票の水増しを意味する「ballot stuffing」と七面鳥料理などの詰め物を意味する「stuffing」、不正行為や犯罪を意味する「foul play」と家きんを意味する「fowl」をかけたジョークとみられる。

バイデン氏はチョコレートを国の公式の感謝祭七面鳥に指定したが、チョコレートとチップの両方に恩赦が与えられた。2羽の体重はそれぞれ約20.8キロと約21.3キロ。

バイデン氏が演説を始めたのは11月の肌寒い朝で、「七面鳥が冷めるのは誰でも嫌」なので、手短に切り上げようと冗談を飛ばす場面もあった。

バイデン氏は演説後、軍要員や軍人の家族と夕食を共にするため、ノースカロライナ州チェリーポイントの海兵隊航空基地に向かった。バイデン氏一家はマサチューセッツ州ナンタケットで感謝祭の休暇を過ごし、政治家としての将来や2024年大統領選への出馬について家族で本格的に話し合う予定だ。

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