うその美談で寄付金集めた被告、有罪認め禁錮1年 米

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ケイトリン・マクルーア被告/Burlington County Prosecutors Office/AP

ケイトリン・マクルーア被告/Burlington County Prosecutors Office/AP

(CNN) ホームレスの男に助けられたという偽の美談で多額の寄付金を集めた2人組のうち、1人がこのほど有罪を認め、禁錮1年と1日の刑を言い渡された。

法廷文書によると、米ニュージャージー州在住のケイトリン・マクルーア被告は2017年に交際相手のマーク・ダミコ被告、ホームレスだったジョニー・ボビット被告と共謀し、クラウドファンディングを通して寄付金をだまし取った罪に問われた。21日に有罪を認め、禁錮刑を言い渡された。さらにその後3年間の監督付き釈放と賠償金の支払いを命じられた。

マクルーア、ダミコ両被告は当時、幹線道路で立ち往生した際にボビット被告がガソリン代として全財産の20ドルを差し出してくれたと主張。お礼にボビット被告をホームレス生活から解放したいとして募金を呼び掛けた。

この話が大きな反響を呼び、1万4000人あまりから総額約37万7000ドル(現在のレートで約5150万円)が寄せられた。

検察によれば、両被告は集めた寄付金を高級車やラスベガス旅行、高級ブランドのハンドバッグなどに使った。ボビット被告は7万5000ドルだけ渡され、2人を相手取って訴訟を起こした。

検察の調べで、両被告が詐欺の相談をしたメッセージのやり取りなどが明るみに出た。マクルーア被告が友人に「ガソリンは作り話」「同情を引くために必要だった」と書いた文面も見つかった。

ボビット被告は19年に共謀の罪を認め、5年間の保護観察を言い渡された。ダミコ被告も同年、有罪を認めて禁錮5年の刑と賠償金の支払いに同意していた。

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