受刑者と失踪した米アラバマ州の元看守、病院で死亡 銃で自傷後
(CNN) 米アラバマ州の刑務所から男性受刑者とともに行方不明となっていたビッキ・ホワイト元看守が、自らを銃で撃った傷のため死亡した。2人はインディアナ州で9日に逮捕されていた。同州バンダーバーグ郡のデーブ・ウェディング保安官がCNNに明らかにした。
連邦保安官によると、ホワイト元看守は病院に搬送される前、インディアナ州エバンズビルで自動車による追跡を経て拘束されていた。その時点で元看守の傷は「極めて深刻だった」とウェディング保安官は述べた。
アラバマ州ローダーデール郡のリック・シングルトン保安官は、発砲した警官は1人もいなかったと説明した。元看守とケイシー・ホワイト受刑者は先月29日、刑務所を出た後行方が分からなくなっていた。両者に家族関係はない。
連邦保安官によると、警察はかつらを着けてホテルから出てくるビッキ元看守を発見。同元看守がケイシー受刑者とともに乗り込んだ車両を追跡したという。
その後2人の乗った車両は、連邦保安官のチームの車両に衝突し横転。ウェディング保安官は当初、記者団に対し元看守が車両を運転していたと語ったが、連邦保安官によると、運転していたのは受刑者の方だったという。