米サンディフック小学校銃乱射、遺族が銃器メーカーと84億円で和解

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サンディフック小学校で発生した銃乱射事件の犠牲者を追悼する記念碑/Robert F. Bukaty/AP/FILE

サンディフック小学校で発生した銃乱射事件の犠牲者を追悼する記念碑/Robert F. Bukaty/AP/FILE

(CNN) 2012年に米コネティカット州ニュータウンのサンディフック小学校で起きた銃乱射事件の遺族が、銃器メーカーのレミントン及びその保険会社4社と7300万ドル(約84億円)で和解に合意した。遺族の弁護士が15日、公表した。

事件では子ども20人、大人6人が死亡した。そのうち子ども5人、大人4人の遺族が7年前、銃乱射に使われたライフル銃の製造元のレミントンを相手取り不法死亡の訴訟を起こしていた。

遺族の弁護士は、遺族が「レミントンの非行を証明し、将来の銃乱射を防ぐ助けとなる重要な教訓をもたらす数千ページの会社の内部文書を既に入手し、公表できる」と述べた。

また「銃器産業を守る免責は防弾ではない」「彼らが他人を批判するのではなく、自分が関与しているということを理解するように望む」とも語った。

CNNはレミントンの弁護士に連絡を取っているが返答はない。

遺族は14年、レミントンのマーケティング戦略を理由に、同社が事件の責任を一部負うべきだと主張して提訴した。05年の連邦法で多くの銃器メーカーは遺族による不法死亡の訴訟から守られているが、マーケティングを理由とする主張は新たなアプローチだった。

遺族の弁護士は、ライフル銃の軍事的な質や戦闘用武器のイメージを強調したマーケティングが、欺まん的なマーケティング慣行を規制する州法に違反すると主張した。

19年には連邦最高裁がレミントンの申し立てを退け、実質的に訴訟の継続を認める形となっていた。

弁護士の事務所の広報担当によると、和解は15日に破産裁判所に提出された。まだ法的には承認が得られていないが、承認されない見込みはないという。

遺族は記者会見で犠牲者を追悼し、和解をたたえた。

6歳の息子を亡くした母親は「この画期的な、歴史に残る勝利は、メーカーとそれを支える保険及び銀行業界に、強力で説得力のあるメッセージを伝えた。ここはリスクの高い市場であり、利益は出ず、責任が問われるということだ」と述べた。レミントンの内部文書には道を見失った会社の姿が映り、早く公表したいとも語った。

弁護士によると、7300万ドルの和解金は保険会社が払える金額の全額。昨夏、レミントンは3300万ドル近い金額での和解を申し出ていたが、遺族側は同社の非行を証明する十分な書面や証言を得て、保険会社に明確なメッセージを伝えたいとの考えから拒絶していた。

弁護士はレミントンが和解の中で不正行為を認めたかどうかについて、秘密保持の合意を理由に明かしていない。

レミントンは20年、連邦破産法11条の適用を申請。2年あまりで2回目となる申請だった。

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