オミクロン変異株の感染力、デルタ株の3倍 米CDC

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オミクロン株の感染力について、米CDCがデルタ株の3倍と発表/NIAID-RML

オミクロン株の感染力について、米CDCがデルタ株の3倍と発表/NIAID-RML

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は4日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株について、デルタ変異株に比べて3倍もの感染力があるとの推計を発表した。

CDCは陽性者や接触者の隔離に関するガイドラインを更新する一環として、感染力の推計を公表。隔離期間については短縮を勧告すると同時に、「引き続きマスクを着用し、隔離を脱した後も5日間は追加的な予防策を講じることが欠かせない」とした。

オミクロン株の感染力に関する推計は、北海道大学の伊藤公人氏のチームが医学誌ジャーナル・オブ・メディカル・バイロロジーに発表した論文を引用した。

同チームはデンマークで確認されたオミクロン株の症例758例のデータを使い、一定期間中に検出された回数に基づいて感染力の強さを算出する方法を開発。その結果、疫学的に同じ条件の下で、オミクロン株の実質的(瞬間的)増殖数は、デルタ株の3.19倍と推計した。

CDCはマスク着用の重要性についても改めて強調している。12月24日にオンラインに掲載された英国の研究結果を引用し、「検査で陽性と判定されてから5日後も、推定31%は感染力のある状態が続いていた」と指摘。マスク着用に加え、ワクチン接種やブースター(追加)接種、物理的な距離の確保、検査の実施、換気の向上といった対策を重ねることが、新型コロナを防いで感染を減らす鍵になると強調した。

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