カトリック保守派の米枢機卿、コロナで入院 人工呼吸器を装着

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ワクチン批判の米枢機卿、コロナで入院

(CNN) キリスト教カトリック保守派の重鎮で米国人のレイモンド・レオ・バーク枢機卿が新型コロナウイルス感染症で入院し、人工呼吸器を装着していることが分かった。同氏のツイッター公式アカウントに先週末、書き込みがあった。

バーク氏は10日のツイートで新型ウイルスの陽性反応が出たことを報告し、くつろいだ状態で「最上級の治療」を受けていると述べていた。同氏は70代前半。新型ウイルスワクチンに対する懐疑的な立場で知られ、接種を受けているかどうかは明らかでない。

同氏は先月以降、自ら設立したウィスコンシン州ラクロスの教会で複数のミサを予定していた。教会のツイートには直近の日程として今月5日のミサが記載されていたがこれは削除され、ユーチューブで公開されたミサの動画は先月30日を最後に追加されていない。

バーク氏は昨年12月、同教会での説教で新型ウイルスを「なぞの武漢ウイルス」と呼び、「家族や国家の自由に敵意を持つ勢力が、邪悪な計画を進めるために使っている」と主張した。

同年5月のオンライン集会では、ワクチンにマイクロチップが仕込まれていて、接種した者は政府に支配される恐れがあるという根拠のない発言を繰り返していた。

同氏はローマ教皇庁最高裁の長官を務めていたが、フランシスコ教皇に対して激しい批判を展開し、2014年に更迭された経緯がある。

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