執行猶予の条件はワクチン接種 米オハイオ州裁判所

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米オハイオ州の裁判所が執行猶予を認める条件として、新型コロナウイルスのワクチンを接種するよう命令した/Stephen Zenner/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

米オハイオ州の裁判所が執行猶予を認める条件として、新型コロナウイルスのワクチンを接種するよう命令した/Stephen Zenner/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

(CNN) 米オハイオ州の裁判官が、被告人の執行猶予を認める条件として、新型コロナウイルスのワクチンを接種するよう命令した。被告人の男性は接種を受けるつもりはないと話している。

ワクチン接種を命じたのは同州ハミルトン郡裁判所のクリストファー・ワグナー裁判官。弁護士が8日、CNNに明らかにしたところによると、同裁判官はブランドン・ラザフォード被告に対し、8月4日の出廷から60日以内にワクチンを接種するよう命じ、従わない場合は服役することになると言い渡した。

ワグナー裁判官はCNNに寄せた声明で、裁判所の役割は「被告人を更生させ、地域社会を守る」ことにあると強調した。

これに対してラザフォード被告は「ワクチン接種は受けない」と言い切り、執行猶予の条件としてワクチン接種を命じられたのは「ある意味ショックだった」と告白した。

ハミルトン郡裁判所はマスク着用を義務付けていないものの、ワクチン接種していない人については屋内でマスクを着用するよう促している。ラザフォード被告はワクチンを接種していないので、法廷ではマスクをしていたという。

ワグナー裁判官は、「被告人が所持していたフェンタニルは、ワクチンや新型コロナウイルスよりも致死性が高い」「被告人は裁判手続きの中で異議を唱えず、医療上の懸念も述べなかった。弁護人も反対しなかった」と指摘。裁判官が被告人の健康を守ることを目的とした判断を示すのは珍しいことではなく、各種の治療を命じることもあると説明している。

ラザフォード被告側は、60日たつまで待って裁判官の対応を見極めたうえで、審理の請求または命令に対する異議申し立てを行う方針。弁護士は、被告人が執行猶予の条件としてワクチン接種を命じられたという話を聞いたのは初めてだとしている。

裁判記録によると、ラザフォード被告はフェンタニル所持の罪で、2年間の執行猶予付き判決を言い渡された。

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