ファウチ所長、「2つの米国」を警告 ワクチン接種率とデルタ株で
米疾病対策センター(CDC)によれば、米国ではより感染力が強いとされるデルタ株の感染がほぼ全州に広がり、6月29日時点では感染件数の26.1%を占めている。
ビベック・マーシー医務総監もCNNの取材に対し、デルタ株への懸念を表明した。マーシー総監は、全国的にみれば感染件数は横ばいとなっているものの、多くの狭い地域で感染件数が増加しており、この感染件数の増加はデルタ株によるものだという。
マーシー総監は「まだ終わっていない。ガードを下げたり、ボールから目を離したりすれば、ウイルスが勝利する」とし、引き続き警戒し、ワクチンを接種するよう促した。