民家に90人以上すし詰め、密入国あっせんの疑いで捜査 米ヒューストン

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米テキサス州の民家を捜索したところ、90人以上が詰め込まれていたことが分かった/KPRC

米テキサス州の民家を捜索したところ、90人以上が詰め込まれていたことが分かった/KPRC

(CNN) 米テキサス州ヒューストンの警察は4月30日、拉致事件の通報を受けて家宅捜査を行ったところ、2階建ての民家に90人以上がすし詰めにされているのが見つかったと明らかにした。連邦当局は密入国あっせんの疑いがあるとみて捜査に乗り出している。

ヒューストン警察によると、29日夜に拉致事件に関する情報提供が寄せられ、捜査員に家宅捜索令状が付与された。

警察が民家に踏み込んだところ、中に90人以上がいたという。

警察関係者は「彼らは2つの部屋に分けて詰め込まれていた。基本的な服は着ていて、拘束はされていなかった」「家に踏み込んで中の様子を見た時には大変驚いた」と説明。「人身売買よりも密入国あっせんの性格が濃厚だ」と述べた。

民家で見つかった中で最年少の人は20代前半だった。5人を除き全員が男性だという。

一部の人は味覚や嗅覚(きゅうかく)の喪失など、新型コロナウイルス感染症のような症状を示していたことから、そのまま民家に留め置かれている。今後、迅速に検査が行われる見通し。

密入国あっせんの捜査は国土安全保障捜査局(HSI)が主導する。

警察によると、民家の所有者や、誰が90人以上を家に連れ込んだのかは分かっていない。近隣住民から不審な活動は報告されていなかったという。警察は発見につながった拉致の通報に関して情報を公開しなかった。

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