オバマ元米大統領、ミャンマー国軍批判の声明 「世界は引き続き注視を」
(CNN) オバマ元米大統領は26日、ミャンマー国軍によるクーデターと市民への暴力を強く批判する声明をツイッターに投稿した。
オバマ氏は声明で、「世界は引き続きミャンマーを注視する必要がある」「民間人に対する痛ましい暴力に衝撃を受け、国民の声を象徴する全土の運動に心を打たれている」と述べた。
国軍が意思を押し付けようとする「不当で残虐な試み」は決して国民に受け入れられず、世界も受け入れるべきではないと強調。バイデン米政権や他国が国軍に制裁を科す動きと、ミャンマーの民主化復帰を支持すると改めて表明した。
また近隣諸国に向け、国民に拒絶された「殺人政権」がもたらす不安定な情勢や人道危機、破たん国家のリスクを認識してほしいと呼び掛けた。
そのうえで、ミャンマー国民の結束としなやかさ、民主的な価値観への思い入れに感銘を受け、そこに未来への希望を見出していると結んだ。
オバマ氏は在任中、現職の米大統領として初めてミャンマーを訪問。さらに2度目の訪問も果たし、民主化を後押しする姿勢を示した。