2月の平均気温、寒波の影響で30年超ぶりの寒さ 米
(CNN) 米南部テキサス州まで流れ込んだ記録的な寒波のおかげで全米の2月の気温は30年超ぶりの寒さとなったことがわかった。米海洋大気局(NOAA)が8日、明らかにした。ただし、それでも冬季としては3番目に温かい気温だという。
NOAAによれば、全米の平均気温は華氏30.6度(約摂氏マイナス0.7度)で、20世紀の平均を華氏で3.2度下回った。記録の残る127年間でみると19番目に寒い2月で、1989年以来の寒さだった。
気候予測センターはツイッターへの投稿で、寒さのピークは2月14~16日だったと述べた。
しかし、気象の専門家によれば、米国の2月の気温が数十年ぶりの低さであっても、地球全体でみれば過去30年の平均よりわずかに暖かくなっている。さらに欧州に目を向ければ、いくつかの国が2月としては過去最高の気温を記録しているという。
米国でも2月を除けば冬季は過去3番目の暖かさとなっている。
12~2月の冬季全体の気温では、過去3番目の暖かさだったという/NOAA
NOAAによれば、12月から2月の平均気温は華氏33.6度で平均よりも華氏で1.4度上回り、冬季としては3番目の暖かさだった。
冬季の気温が平均よりも低かったのは、中西部の一部やミシシッピ川流域の下流、平原地帯の南部にあたる一帯だけだった。