米公共交通機関のマスク義務付け、保安検査職員が取り締まり

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旅行客の確認を行うTSA職員=米シカゴのオヘア国際空港/Scott Olson/Getty Images

旅行客の確認を行うTSA職員=米シカゴのオヘア国際空港/Scott Olson/Getty Images

ワシントン(CNN) 米国土安全保障省は1月31日、バイデン政権が打ち出したマスク着用義務付けを公共交通機関などで徹底させるため、運輸保安庁(TSA)職員に取り締まりの権限を持たせると発表した。

同省のデービッド・ペコスキー長官代行は同日、国家緊急事態決定書に署名。米疾病対策センター(CDC)が29日に打ち出したマスク着用命令をTSAが執行できるよう、連邦管轄権限と一致した行動を取ることができると定めた。

これには、乗客や従業員を含む輸送網を新型コロナウイルスから守り、輸送網を通じた新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために必要とされる命令などの執行において、CDCを補佐することも含まれるとした。

CDCは29日、航空機や列車、バス、船舶、地下鉄、タクシー、ライドシェアなどの公共交通機関を利用する際や、空港など輸送拠点の構内でのマスク着用を義務付ける命令を発令した。同命令は2月1日午後11時59分から施行される。

CDCの命令は、公共交通機関の利用者や乗車待ちの乗客に対し、鼻と口を覆うマスクの着用を義務付ける内容。マスクは通気性のある生地を2層以上重ねた構造でなければならず、ひもや耳かけ、ゴムバンドなどで頭に固定する必要がある。

フェースシールドやゴーグルでマスクを補うことは可能だが、マスクの代わりとして着用することはできない。スカーフやバンダナで新基準を満たすことはできない。例外として、2歳未満の子どやマスクを着用できない障害者には適用を免除する。

CDCは、刑事罰を通じて命令を執行する可能性にも言及している。

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