バーでパーティー、コロナ対策違反で外国人89人逮捕 タイ・パンガン島

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人けのないビーチに浮かぶ漁船や観光客を移送するためのボート=2020年7月、タイ・パンガン島/Adam Schreck/AP

人けのないビーチに浮かぶ漁船や観光客を移送するためのボート=2020年7月、タイ・パンガン島/Adam Schreck/AP

(CNN) タイ南部の人気リゾート地として知られるパンガン島の警察は31日までに、新型コロナウイルス対策で禁じられているパーティーをバーで催した疑いがあるとして外国人89人を逮捕したと発表した。

「360バー」での摘発は今月26日夜で、地元警察はCNNの取材にタイ人22人も拘束されたと述べた。パーティーの参加者や主催者は昨年3月に発令された新型コロナ対策の緊急事態令に違反した罪に問われている。

逮捕者の大半は保釈金付きで釈放された。逮捕者の国籍は、フランス人が20人、米国人10人に英国人6人ら。地元の公衆衛生当局は逮捕者に新型コロナの検査を実施したが全員が陰性反応だった。

オンライン上の販売でこのパーティーの入場券を警察が目撃したのが摘発のきっかけになったとの情報がある。

地元警察の責任者は、逮捕者は新型コロナの影響でタイを出国出来なかった観光客と説明。多人数で集まり、気分転換を楽しむひとときを持っても問題ないと考えたのだろうと推察した。

タイの緊急事態令の違反での極刑は禁錮2年もしくは4万バーツ(約14万円)の罰金。今回のパーティーの主催者は同島周辺のレストランでのアルコール類の提供禁止も破ったため追加の罰則にも直面している。

タイ湾に浮かぶパンガン島は満月の夜に毎月催されるパーティーでバックパッカーの旅行客に人気がある。ただ、このパーティーは中止されている。

タイは昨年4月、新型コロナ対策で海外からの観光客の入国を制限。国民などの帰国時に課す厳しい隔離措置で国内感染をほぼ抑えてきたが、昨年12月に首都バンコクの南西部にあるサムットサコン県のエビ市場で集団感染が発生していた。

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