マクドノー元大統領首席補佐官を退役軍人省長官に起用 次期閣僚人事発表

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バイデン次期米大統領は退役軍人省長官にデニス・マクドノー氏を起用すると発表した/Riccardo Savi/Getty Images for Concordia Summit

バイデン次期米大統領は退役軍人省長官にデニス・マクドノー氏を起用すると発表した/Riccardo Savi/Getty Images for Concordia Summit

(CNN) バイデン次期米大統領は10日、複数の閣僚人事を発表した。退役軍人省長官にはオバマ政権で大統領首席補佐官を務めたデニス・マクドノー氏を充てる。

マクドノー氏の起用決定に詳しい情報筋によると、バイデン氏は重責となる退役軍人省長官に政権運営に精通するベテランを起用する意向を示していた。

退役軍人の複数のグループからは、イラクやアフガニスタンでの戦争経験者を求める声が上がっていた。軍務経験のないマクドノー氏だが、議会やホワイトハウス関係者を動かす経験は豊富だ。

マクドノー氏はミネソタ州出身で、第2期オバマ政権の大統領首席補佐官を務めたほか、国家安全保障問題担当の次席補佐官を務めた経験もある。どちらの役職でもバイデン氏と親しい関係を築き、両氏とも敬虔(けいけん)なカトリック教徒という共通点もあった。

オバマ政権で退役軍人省長官を務めたロバート・マクドナルド氏はマクドノー氏の起用を称賛。「私が長官だったとき、彼の首席補佐官としてのリーダーシップと支援は目標達成の非常に大きな支えとなった」と述べ、知識や経験が豊富で危機に強いリーダーとの認識を示した。マクドノー氏が中東の最前線の部隊やワシントンの軍の病院を訪れたことにも触れ、親身な姿勢を示す人物だとも語った。

10日の人事発表では、農務長官にオバマ政権で同職を務めたトム・ビルサック氏、住宅都市開発長官にオハイオ州選出のマルシア・ファッジ下院議員、ホワイトハウスの国内政策委員会トップにスーザン・ライス元国連大使が起用された。信頼の置けるアドバイザーを閣僚に配置するというバイデン氏の方針が改めて示される形となった。

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