難航するトランプ氏の法廷闘争、新たな責任者にジュリアーニ氏 NYT紙報道

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元ニューヨーク市長でトランプ大統領の顧問弁護士を務めるルドルフ・ジュリアーニ氏が大統領選をめぐる法廷闘争の責任者に任命された/Chip Somodevilla/Getty Images

元ニューヨーク市長でトランプ大統領の顧問弁護士を務めるルドルフ・ジュリアーニ氏が大統領選をめぐる法廷闘争の責任者に任命された/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) 米大統領選の結果をめぐり、トランプ米大統領が民主党による不正を主張している法廷闘争の責任者として、トランプ氏の顧問弁護士のジュリアーニ元ニューヨーク市長が新たに任命された。トランプ氏側の訴えは13日、各地で取り下げや棄却が相次いだ。

13日付の米紙ニューヨーク・タイムズが事情に詳しい関係者4人の話として伝えたところによると、ジュリアーニ氏は一連の訴訟とそれに関する広報活動を統括するポストに就いた。

ジュリアーニ氏は先週末、フィラデルフィア郊外の造園会社の駐車場で不正選挙を訴える記者会見を開き、その会場の選択がメディアの失笑を買っていた。同紙は、トランプ陣営やホワイトハウスのスタッフが同氏の着任に「困惑」していると伝えた。

CNNはこれに先立ち、トランプ氏の法廷闘争を統括していた陣営顧問のボッシー氏が、新型コロナウイルス感染の検査で陽性反応を示したことを伝えていた。

トランプ氏はこれまで、激戦州などで不正選挙を主張する訴訟を連発してきた。しかしペンシルベニア州では13日、2つの郡で計9000近い不在者投票の無効を主張していた6件の訴えが棄却され、訴訟を担当していた法律事務所が撤退を発表した。

アリゾナ州ではこの日、トランプ氏側が手作業での再集計を求める訴えを取り下げた。民主党のバイデン前副大統領との票差が大きく、勝敗を覆すことは不可能との判断からだ。

ミシガン州では、大都市デトロイトを含むウェイン郡で結果の認定を阻止しようとした訴えが棄却された。

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