米アラバマ大、学生1千人以上がコロナ陽性 今月半ばの授業再開以降
(CNN) 米アラバマ大学は30日までに、今月19日の授業再開以降、学生1000人以上が新型コロナウイルスの陽性反応を示したと報告した。
今月18日以前の期間では158人の感染が判明しており、総計では1201人になるとも説明した。
同大の3カ所にあるキャンパス別の内訳を見ると、タスカルーサ校で見つかった感染者が大半を占め、バーミングハム校が157人、ハンツビル校が10人。
同大学の報道発表文によると、感染で入院した学生はいない。
同大の公衆衛生学部の学部長は対面授業の再開が原因でのウイルス感染を示す証拠はないと指摘。マスク着用、一定の対人距離の確保や対面とリモート方式の授業の融合など授業再開前に講じた予防策が適切かつ効果的だったと評価した。
スチュアート・ベル同大学長は学内向けへの書簡で、感染拡大を防ぐためキャンパス内外でマスク着用や対人距離の確保を続けるよう要請した。
学長は以前、感染者の増加は容認出来ないとの危機感を表明。学生や教員らに対し、大学警察とタスカルーサ警察がレストランやキャンパス外にある学生らの居住先などを見回り、予防策の指針の順守状況を確認するとも警告していた。