ミシェル夫人、「軽度のうつ病」を告白 コロナ禍や人種問題に原因

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ミシェル夫人、「軽度のうつ病」を告白

(CNN) ミシェル・オバマ前米大統領夫人は7日までに、「軽度のうつ病」にかかっていると明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大や米国内の人種問題、それらにまつわるあらゆる政治的対立が原因だという。

ミシェル夫人は5日、自身のポッドキャストで「不安や重苦しさを感じて夜中に目が覚める」「確実に乗り越えようとはしているが、今回の隔離措置を通じて、とにかく気分が落ち込んでしまう時期がある」と打ち明けた。

ミシェル夫人はまた、黒人男性が警官にひざで首を押さえつけられて死亡した事件を受けて取りざたされるようになった人種問題にも言及。黒人が人間性を奪われるような扱いを受け、傷つけられたり殺されたりしている現状にまたしても気づかされたとし、「心身にこたえる」状況だと訴えた。

このほか感染対策としてのマスク着用を拒んだり、自宅待機に抵抗感を持ち始める人たちに対するいら立ちや落胆も表明した。

統計によると米国では、現在国民の3人に1人がうつ病や不安を感じる症状を訴えている。この比率は昨年上半期の調査の3倍以上に相当する。

新型コロナ対策として友人や家族と会えない状況が長期にわたって続く中、従来から蔓延(まんえん)していた孤独感の問題に拍車がかかっているとみられる。孤独や孤立は、人々の心の健康に深刻な影響を及ぼす可能性がある。

ミシェル夫人は6日、自身のインスタグラムで前日のポッドキャストに言及。4080万人のフォロワーに対し、「元気で過ごしている。自分について心配することはない」と伝えた。

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