全米に郵送された正体不明の種子、全50州が警戒呼びかけ

中国から送られたとみられる郵便物の種子/Washington State Dept. of Agriculture

中国から送られたとみられる郵便物の種子/Washington State Dept. of Agriculture

(CNN) 米国各地で正体不明の種子の入った郵便物が送り付けられている問題で、全50州が住民に警戒を促した。

米農務省はこの郵便物について、中国から届いたように見えると説明している。各州の農務当局が公開した写真には、「中国郵政」の文字が入ったラベルが写っていた。中身については「ジュエリー」などと記載されているが、実際には透明なビニール袋入りの種が入っている。

中国外務省の報道官は28日、この郵便物について、宛名ラベルが偽造されているとの見方を示し、中国郵政が調査のために、問題の郵便物を中国に提供するよう米郵便公社(USPS)に要請していると説明した。

USPSは、連邦政府や州および地元自治体との間で対応を協議している。

誰が何の目的でこうした郵便物を送り付けているのかは現時点で不明だが、米農務省は28日の発表の中で、「ブラッシング詐欺」の可能性があると説明していた。ブラッシング詐欺は、売り手が虚偽のレビューを投稿して売り上げを伸ばす目的で、ユーザーが注文していない商品を送り付ける手口をさす。

カナダ食品検査庁も、住民から同様の報告が寄せられたことを受け、調査を行っている。

農務省などは、こうした郵便物が届いた場合、州の植物規制当局や動植物検疫所に連絡し、当局から指示があるまで包みや宛名のラベルには触らずに保管してほしいと要請。種の出所や農業や環境へのリスクが不明なため、種の袋を開けたり、種を植えたりしないよう求めた。またごみとして捨てれば埋め立てられて発芽する可能性もあることから、廃棄もしないようにも呼びかけた。

ブラッシング詐欺の対象となった場合は個人データを第三者が入手している可能性があるため、銀行口座やクレジット明細書を確認し不審な点がないかを確認するよう推奨。農務省や州当局の最新の情報や警告もチェックしてほしいと呼びかけている。

農務省は中身の検査を行って、農業や環境にリスクを生じさせるかどうかを調べる方針。

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