学校再開めぐるファウチ氏の警告、「受け入れられない」 トランプ大統領

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米国のトランプ大統領。ファウチ所長が示した学校の再開には慎重になるべきとの見方について「受け入れられない」と語った/Drew Angerer/Getty Images North America/Getty Images

米国のトランプ大統領。ファウチ所長が示した学校の再開には慎重になるべきとの見方について「受け入れられない」と語った/Drew Angerer/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は13日、ファウチ国立アレルギー・感染症研究所長が学校や企業の性急な再開に警告を発したことを受け、同氏に対するいら立ちを口にし、特に学校再開に関する警告は「受け入れられない」と述べた。

ファウチ氏は前日、議会公聴会でのテレビ証言で、各州が再開を早まれば重大な結果を招くと警告していた。これについて問われたトランプ氏は、「彼の答えには驚いた」「特に学校に関しては、私には受け入れられない答えだった」と述べた。

ファウチ氏は公聴会で、今秋の学校再開を期待する生徒が新型コロナウイルスのワクチンを利用できる可能性は低いと指摘していた。

ファウチ氏はさらに、学校の再開は慎重に進めるべきであり、一部の地域では秋も休校を続けるべきだと提言。政権の基準を満たさないまま州が再開に踏み切れば、感染再拡大を招く危険があると述べていた。

学校や大学からは再開に否定的な声が上がるものの、トランプ氏はこの数週間、秋には学校を再開すると主張してきた。

この日もホワイトハウスの閣議室で、「我々は国の再開を進めており、国民も再開を望んでいる。学校は再開する」と述べている。

ファウチ氏は会見で大統領の見解と矛盾する発言をしたり、見解を修正したりする様子がみられ、新型コロナの流行が続くなか、トランプ氏との関係が注視されてきた。

ファウチ氏は今回の議会証言で、トランプ氏との関係は対立的ではないと説明したものの、トランプ氏が意見の相違にいら立ちをあらわにしたこともある。先月には、ファウチ氏の解任を求める投稿をいったんリツイートした後、解任する考えはないと否定していた。

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