トランプ氏、タリバーン幹部と電話会談 「良好な関係」強調

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トランプ氏がタリバーンの交渉責任者と電話会談をしたことがわかった/Sarah Silbiger/Getty Images

トランプ氏がタリバーンの交渉責任者と電話会談をしたことがわかった/Sarah Silbiger/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は3日、アフガニスタンの反政府勢力タリバーンの交渉責任者、バラダル師と電話で会談した。

トランプ氏は3日午後、ホワイトハウス前で記者団に電話会談があったことを認め、「良い話し合いができた。暴力は望まないということで一致した」と述べた。

トランプ氏はさらに訪問先の国立衛生研究所(NIH)でも、バラダル師との関係は「非常に良好だ」と強調。「かれらも暴力停止を望んでいる」と語った。

タリバーン側によると、電話会談は30分以上続いたという。

米政府とタリバーンは先月29日、和平合意に署名したが、タリバーンはその後、アフガンでの攻撃を再開したと報じられている。

アフガン内務省によると、タリバーンによる攻撃は直近24時間で33件に及んだ。国内16州で民間人や治安部隊を狙った攻撃が続発し、民間人6人が死亡、14人が負傷した。治安部隊の反撃でタリバーン戦闘員8人が死亡、約15人が負傷し拘束されたという。

和平合意に基づき、タリバーンとアフガン政府は今月10日から対話を始めることになっていたが、これは取りやめになる可能性が出てきた。

トランプ氏は29日の会見で、近くタリバーン指導者らと会談すると表明していた。タリバーンの報道担当者はCNNに、米国への招待を受けたことを認め、数日から数週間のうちに指導者がトランプ氏に会う可能性もあると述べた。ホワイトハウスは今のところ、この会談の詳細を発表していない。

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