トランプ大統領、イラン攻撃「準備万端」も中止

トランプ米大統領/Alex Wong/Getty Images

トランプ米大統領/Alex Wong/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は21日、前日夜に対イラン攻撃の準備を「万端に整えた」ものの、直前に攻撃を中止したことを明らかにした。先の米無人機撃墜への報復としては不釣り合いな大量の死者が出ると判断した。

トランプ氏はツイッターで、「昨晩3カ所に報復攻撃を行う準備を万端に整え、死者は何人になるかと尋ねた。将官から『150人です』という答えが返ってきた」と説明。「攻撃の10分前に中止した」と述べた。

これほど多くの犠牲者を出すのは「無人機撃墜に釣り合わない」としている。

トランプ氏はまた「急いではいない」と語り、米軍を「世界でずば抜けて最良」と称賛。イランに対する新たな制裁を「昨晩」科したとも主張した。トランプ氏がどの制裁に言及していたのかは不明。

CNNは財務省や国家安全保障会議にコメントを求めている。大統領が攻撃直前まで死者数の推計を知らなかった理由も不明だ。

トランプ氏は21日のNBCテレビとのインタビューで自身の判断についてさらに詳しく語り、中止決定時に飛行中の航空機はいなかったと明らかにした。「私が(作戦を)進めろと言えば恐らく30分以内に150人の死者が出ていただろう」「それは好ましくなかった。釣り合いが取れているとは思えなかった」と改めて強調した。

さらに「事態は変化するため最終段階までゴーサインは出さなかった」と説明。「私の承認さえあれば何かを実行する準備ができていた」とも述べ、中止命令時には航空機は飛行していなかったものの、「即座に」出撃しただろうとの見方を示した。

米国はこのところイランとにらみ合いを続けており、米国が軍事上または外交上の反応を示すことで、イランから一層激しい対応を招く可能性もある。

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