13人監禁の夫婦に25年以上の禁錮刑、子どもが虐待の日々を証言 米

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デービッド・ターピン被告(前列右から2番目)と妻のルイーズ・ターピン被告(同4番目)/pool

デービッド・ターピン被告(前列右から2番目)と妻のルイーズ・ターピン被告(同4番目)/pool

カリフォルニア州リバーサイド(CNN) 米カリフォルニア州の夫婦が子ども13人を長年自宅に監禁し虐待を加えていた事件の裁判で、地元裁判所は19日、デービッド・ターピン被告と妻のルイーズ・ターピン被告のそれぞれに25年以上最高終身の禁錮刑を言い渡した。両被告は罪を認めていた。

事件では2~29歳の子どもが監禁されていた。昨年初め、このうち1人が同州ペリスの自宅から脱出。通報を受けた警察が夫婦を逮捕した。

当局によると、子どもたちは外界から孤立させられ、シャワーを禁止されることも多かった。「数週間または数カ月にわたり」縛り付けられることもあったという。

19日の公判では、大学に通う子ども2人が証言。うち1人の女性は「両親は私から全人生を奪った」「だが今、自分の人生を取り戻しつつある」と明かした。

現在は独立した生活を送っているといい、「人生は素晴らしい」と話している。母親が涙を拭うなか、「私は戦士。強い。今はロケットのように人生を駆け抜けている」とも述べた。

ターピン夫妻とその子どもたち/Sandy Huffaker/Getty Images North America/Getty Images
ターピン夫妻とその子どもたち/Sandy Huffaker/Getty Images North America/Getty Images

息子の1人も証言し、「成長中に経験したことは言葉では表せない。きょうだいが鎖でつながれたり殴られたりしたのを今でも時々悪夢に見る」と吐露した。

一方で「過去は過去、今は今だ」とも強調した。現在は大学でソフトウエア工学の学位取得を目指していて、昨年は水泳や自転車の運転も習得した。自己主張することも学んだという。

被告夫婦に対しては「両親を愛している」「彼らから受けた行為の多くを許した」と温情を示した。

一方、ルイーズ被告は「子どもたちを傷つけた全ての行為を申し訳なく思う」と謝罪。デービッド被告は涙ながらに子どもたちの成功を願うと述べた。

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